2019年 09月 12日
四万温泉 ぶらり旅 3
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この建物自体が重要文化財となっていて、なかなかの貫禄であります。
そして、館内に入ってびっくりしたのは、もう、ところせましの文化財。
スペースが狭いのか、所蔵品が多すぎたのか、
とにかく重なるように陳列された品々は見応えがあった。
ここを見れば、日本の歴史がわかるんじゃないだろうかとさえ思う。
内部はほとんどが撮影禁止で、なぜか小学校の歴史のここだけがフリー。
禁止したい気持ちはわかるけど、もう少し記録できたら嬉しい。
懐かしさ漂う昭和の教科書たち。
年代順に、大正、明治のものまであり、これも貴重な歴史だね。
この博物館は、ほんとに堪能させてもらった。
特に、戦時中の人たちや兵隊さんが使っていた品々。
本物の千人針や死亡告知書、神風のはちまき、砲弾、ぼろぼろの水筒など、
心がざわついてなかなか立ち去れなかった。
いつか、もう一度ゆっくり訪れてみたいと思う。
濃厚なMuseeを後にして、お寺などを見学しながら駅までブラブラ。
妙な懐かしさ漂う町並みに、あしこは嬉々として撮影しながら歩いていた。
ホテルに帰ったら、窓にはこんな光景が。
山岳信仰だとか山の神だとかいう言葉が理解できるような気がするな。
そういえば、ホテルの部屋はこんな感じであった。
食堂はこんな感じ。
食事のときだけは、この方たちどこにいたの?というくらい人がいて、
わたし(この度、寂しがりやだと判明)は、ちょっとホッとした。
そうそう。
ホテルのすぐ横には「千と千尋の〜」のモデル?といわれている旅館がある。
ここの宿泊も考えたんだけど、いろいろ希望と合わず見送ったのだ^^
夜がまた風情がある。
ここを見たくて訪れるお客さんも多いみたい。
思わず覗き込みたくなる橋の下は、鉄道ではなく普通の川でありました。
最終日は、チェックアウトからバスの時間まで近隣を散策。
小さな温泉街は閉店したお店も多く、少々の寂れ感はあるけれど、
のんびりとした山あいの風情は悪くない。
昔、年貢の取り立てで従わない者を池に沈め、見せしめにしたとのことで、
凍えて命を落とした者もいたらしい。
昨日の博物館でも感じたのだけれど、
そういう人たちの命と時間のうえに、自分は今存在するんだなと、
そんなことをあらためて考えた今回の旅。
駅までの帰り道に見つけた食堂は蔵を改造したお店だそうで、
中は、思いっきり意識したレトロの趣。
あつあつのソースカツ丼、なかなかおいしかった^^
そんなこんなで旅も終わり。
by ashi-bann
| 2019-09-12 12:25
| 旅ももちろん
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