2019年 08月 04日
魔法を考察する
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先日、あまりに部屋が荒れてるもんだから
つい「ああ魔法が使いたい!」と叫んでみたんだけど、
待てよ?魔法が使えたとして、自分はどこまで何を求めたらいいのだ?
と疑問に思ったわけで。
ふつうの人間が散らかった部屋を片付ける場合、
→きれいになった状態をイメージする。
→ひとつひとつの物品や場所について目的に添って適宜作業をする。
→片付く。
という順番でしょ。
魔法使いは、えいっ!シュルルン!完了!でしょ。
その「えい!」前後ですよ、問題は。
慣れた部屋だって、ここにしまおう、これはどうしよう、捨てようかと、
次々と迷ったり決心したりの作業を伴うのに、
それを瞬時にアタマに描くというのだろうか。
そうでないとすると、その詳細は、誰が(何が)どこまで決定するのか。
もし「何か」に任せるとしたら、
自分の思う通りの結末にはならないのではないか?
あれ、ここじゃないし、これ。なんてことにならないか?
料理の魔法なんて、いったいどうやるんだろう。
冷や奴くらいならできそうだけど、
煮込み料理だとか複雑なレシピはどうやるのか。
塩加減まで「何か」がやってくれるのだろうか?
本人が作り方を知らなくても、できるものなのだろうか。
形だけは似たものになっても中身は違うとか。
小説「2001年宇宙の旅」で、そんなシーンがあったような。
辞書では、魔法とは「人間の力ではなしえない不思議なことを行う術」とある。
不思議という言葉でしっかりごまかしている。
魔法なんて創作だからと片付けてはいけない。
考えれば考えるほど「深い」のだということに気づくのだ。
アホらしくもあるが、おもしろいから考察はつづく。
by ashi-bann
| 2019-08-04 08:45
| 日記だかエッセイだか
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